02 / AI Enablement
モデルを選ぶ前に、誰が週に何回、どの画面で使うかを決めます。LICのAI支援はFDEの一部です。戦略書だけの仕事ではありません。
The Problem
使われないAIには、だいたい同じ3つが当てはまります。
目的が曖昧なまま
始める
目的が「AIを使うこと」になっている。何の業務が、どう楽になるのかが決まる前に、技術選定が始まっている。
現場との
乖離
現場の手順の外にツールがある。別アプリを開かないと使えない時点で、日常業務からは外れる。
効果測定の
不在
「で、どうなったか」を見る数字がない。週次で見る指標を決めていないので、直す方向も決まらない。
Our Approach
「使い道」の設計
対象業務を1つに絞ります。全社AIマップや戦略書は、業務が1つ回ってからで十分です。
実装・定着支援
最初の10分で得が分かる使い方にします。既存のチャット、表計算、SaaSのどこに乗せるかから決めます。
人材育成・自走化
現場が自分で直せる余白を残します。プロンプト、テンプレ、例外の書き方を現場側に置きます。
乗せる場所を決める
既存のチャット、表計算、SaaSのどこに乗せるかを決めます。RAGや社内アシスタントは、必要なときだけ組みます。
通常業務で1〜2週間使う
デモではなく、担当者の普段の仕事の中で使います。ここで残らないものは、その先も残りません。
使われなかった機能を切る
増やすより減らします。残った手順だけを社内に渡します。
やらないこと
全社ポータルの新設、基盤刷新からの着手、利用者がいない本番化。この3つはお引き受けしていません。
残った手順を社内に渡す
誰が週次で見るかを決めてから引き渡します。運用者が決まらないものは本番化しません。
現場が直せる余白を残す
プロンプト、テンプレ、例外の書き方を現場側に置きます。毎回こちらに依頼が要る状態にはしません。
「使われる」側には、だいたい3つの条件が揃っています。別アプリを開かなくてよいこと、初回で手間が減ったと分かること、現場が自分で直せること。
業務に埋め込まれている
別のツールとして開く必要がなく、既存の業務フローの中に自然に組み込まれている。ツールを覚える学習コストがゼロに近いほど、定着率は上がる。
すぐに価値が分かる
初めて使った10分で「これ便利だ」と感じさせる。学習コストが低く、成功体験が早い設計が、口コミ的な社内普及を生む。最初の体験が、すべての分かれ道になる。
現場が改善できる
担当者が自分でプロンプトや設定を変えられる。AIを「任された」感覚が定着を促す。ブラックボックスではなく、自分が育てているという感覚が継続利用を生む。